社長インタビュー
大起水産の歴史
魚屋から始まり、
気軽に魚を食べてもらえる回転寿司へ。
大起水産の始まりは魚屋です。日本は大きな4つの海に囲まれさまざまな魚が獲れるにも関わらず、魚を食べる機会が減っており、何とかして魚食文化を守り、魚を食べてもらいたいという気持ちで魚を販売していました。そんな中で何かしら魚を気軽に食べてもらう方法はないかと考え、始めたのが回転寿司です。
私も当初回転寿司の立ち上げのメンバーとして入りました。でも実は、今でも魚を捌くことはできません。実際に魚を捌くには何年もの月日がかかること、魚を捌くと魚を捌く人の気持ちが分かり、何か新しいことを始める時に「これは無理だから」と固定概念が生まれてしまうからです。みんなに魚を食べてもらうため、今までの常識や固定概念にとらわれずに動きたいという気持ちが強いんです。
鮮度・産地直送への思い
本当は「獲れたて」が一番美味しいんや!と魚を少しでも早くお客様の元へ。
魚の水揚げ日を気にしたことってありますか?
皆さんないと思うんですよ。一般的に魚はまず地方の卸で競りにかけられ、その後中央市場でも競りにかけられ仲買さんが運んでいくという流れで、大体数日経つんですよ。包丁を入れなければ魚は長持ちしますけど、どうしても毎日鮮度は落ちるんです。
本当は「獲れたて」が一番美味しいんやと。
そういう気持ちが強く、うちはお客様の手元に届くその時間を短くするために「産地直送」をしています。水揚げされた魚はできる限りその日のうちに店に持っていくんです。手間もかかるし人手もかかるんですが、そこは絶対に変わらず守っていこうと思っていますね。
大起水産が掲げている3つの鮮度もその思いが強く、魚の鮮度は「産地直送」、人の鮮度は魚屋らしい活気や接客、店の鮮度は毎日新しい魚に出会える喜びを大事にしてますね。
大起水産のこれから
日本はもちろん、海外のお客様にも美味しい魚を。
「とにかく魚を食べてほしい」魚食文化をみんなに伝えていって食文化を残していきたいので、回転寿司や干物、海鮮丼と色々な形で魚を食べられる機会をもっとつくっていきたいです。日本のお客様や日本に来られる海外のお客様が、大阪に来て「あっ寿司食べたいな」と思った時にうちを一番に思い浮かべて、来てもらえるようになりたいですね。